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小林よしのり
2017.11.22 01:04政治

山尾志桜里の「立憲的改憲案」を見よ!


「日経ビジネス」のネットニュースで、「山尾志桜里議員

『自衛権に歯止めをかける改憲を』」という記事が出ている。

 

山尾氏は「私の考える憲法議論は、立憲主義を貫徹し、

その価値を強化する『立憲的改憲論』です。」と明言して、

その趣旨を説明している。

 

そもそも「交戦権」はすでに国際法として、全世界で否定

されているのだから、戦争はできないことになっているのだ。

それでも戦争が起こるのは、アメリカが「自衛権」の名目で

侵略戦争まで起こしているからである。

ならば「自衛権」に歯止めをかけるしかない。

 

真の平和主義は、現行憲法で「集団的自衛権」を認めたまま

自衛隊を明記することではない。

真の平和主義は、現行憲法ではもう守れなくなった。

「立憲主義」が貫徹できない悲惨な状態になっているのだ。

護憲派はこれを真面目に認識しなければならない。

 

これは立憲民主党に巣食う護憲サヨクの人々に言いたいが、

あなた方は「立憲主義」を否定するのか?

現行憲法の理念である平和主義を守るためには、
立憲的改憲」
しかない。

「安倍政権での改憲は許さない」とか「土俵にのるな」とか

「カードを先に切るな」とか、とにかく動くなと言っている

うちに、向こうがスムーズに動いて「自衛隊のまま戦争でき

る改憲」が実現するのだ。

護憲サヨクの人々は、口だけで「反対」を叫び、脳は一切使わ

ないで、敵に塩を送るつもりか?

 

従米政権の従米改憲を土俵際でうっちゃればいいのだ!

 

憲法で平和主義をどのように担保するのか、山尾氏の考えを

ぜひ読んで欲しい。ぜひ拡散して欲しい。

これは山尾氏の立憲的改憲案の頭出しだ。

これからも現在作業中の論点が次々出てくる。注目せよ!

日経ビジネス
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/report/16/071000146/112100013/

小林よしのり

昭和28年福岡生まれ。漫画家。大学在学中にギャグ漫画『東大一直線』でデビュー。以降、『東大快進撃』『おぼっちゃまくん』などの代表作を発表。平成4年、世界初の思想漫画『ゴーマニズム宣言』を連載開始。『ゴーマニズム宣言』のスペシャル版として『差別論』『戦争論』『台湾論』『沖縄論』『天皇論』などを発表し論争を巻き起こす。
近刊に、『卑怯者の島』『民主主義という病い』『明治日本を作った男たち』『新・堕落論』など。
新しい試みとしてニコニコ動画にて、ブロマガ『小林よしのりライジング』を週1回配信している。
また平成29年から「FLASH」(光文社)にて新連載『よしりん辻説法』、平成30年からは再び「SPA!」(扶桑社)にて『ゴーマニズム宣言』、「小説幻冬」(幻冬舎)にて『おぼっちゃまくん』を連載開始し話題となっている。

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